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モンスターハンター(モンハン)の人気の推移

初作からオンラインに対応していたものの、もともとはあまりゲームプレイヤーからは注目されておらず、カプコンも大きく押し出す宣伝をすることは無かった。
が、上述の要素が口コミで地味に評価され始め、やがて売り上げが20万本を突破。「単なるベスト版ではない、(G級クエスト・双剣などの)新要素を足した廉価版」である『MHG』を急遽開発・発売したところ、これも30万本を突破し、その人気を確固たるものとした。
口コミから大人気シリーズに飛躍したこの売れ方には、同社の『バイオハザード』シリーズに通じる所がある。

この人気に乗り、新要素と新モンスターを大幅に追加した『MH2』と、PSP移植版の『MHP』が発売される。
が、カプコンの予想とは裏腹に『MH2』は、以前から指摘されていたカメラワークの悪さ・古龍などの新要素のユーザーウケが思いのほか悪かった。
最終的に『MH2』は58万本を売り上げたものの、その一方で、PSPを持ち寄っての協力プレイが可能な『MHP』がPSPユーザーの大人気を獲得し、PSP初のミリオンヒットを記録。
これを受けてカプコンは、通信協力プレイを目的としたPSP向け作品の開発にシフトして行く。

結果、『MH2』の新要素を追加し、移植ではなく完全新作として発売された『MHP2』はやはり大ヒット。
当時PSP史上最高の170万本を売り上げる大ヒットとなる。
そして、これにG級クエストや新モンスターをさらに追加し、満を持して発売された『MHP2G』が、それをはるかに上回る大ヒットを記録。発売後1年に渡って高い売り上げを記録し、とうとう廉価版を合わせて400万本の売り上げに達し、カプコンの看板的人気シリーズとしての地位を確立した。

またこの一方で、PC向けの完全オンライン専用作品である『MHF』が発売され、ヒット。数ヶ月毎に新モンスターや新コンテンツが追加されるネトゲならではの要素があり、家庭用ハード向け作品への逆輸入もあった。
後にXbox 360でも発売される。

2009年には、3年ぶりの据え置き機向け作品である『MH3』が発売。 『新たなMHの原点』を謳い、水中フィールド等の以前までのシリーズにはなかった新規要素の大量追加や、既存要素の抜本的な刷新、改善等を行った本作は、最終的に据え置き機向けMH初のミリオンヒットを記録。
これはWii向けサードパーティソフトの中でも最高の販売本数を誇り、『ポータブル』シリーズに留まらない、シリーズの人気振りを見せた。また、本作でシリーズ累計販売本数1000万本を突破した。

2010年12月には、PSP向けに『MHP3』が発売された。1週間で200万本を出荷し、品薄状態が続くなど人気の高さを見せつけた。
現在、出荷本数は450万本を超えており、日本で最も売れたサードパーティ製ソフトの記録を更新した。

2011年12月には、ニンテンドー3DSで『MH3』のマイナーチェンジバージョンとなる『MH3G』が発売された。
メインシリーズ初となる携帯機へ移行し、MH第三世代の集大成を飾った本作は、発売から約1ヶ月で早くも販売本数が100万本を突破。これにより、携帯機で発売された本編全てがミリオンセラーとなり、同時に本作でシリーズ累計販売本数2000万本の大台へ到達した。
最早MHシリーズの勢いはとどまる所を知らない。
2012年12月には、次世代型据置機WiiUの発売に合わせ、ローンチソフトとして『MH3G』のHD版移植作となる『MH3GHD』が発売される。
『3G』とのセーブデータ互換機能を持つほか、『3G』ではオミットされたオンライン通信によるマルチプレイが再び搭載された。

また、『3G』の発表とほぼ時を同じくして、ニンテンドー3DSでシリーズ最新作となる『MH4』を開発中であることも発表された。
これまで据え置き機で発売されてきたナンバリングタイトルの続編が携帯機で発売されるという点、また積み重ね続けてきたMHシリーズのネームバリューの大きさもあってか、発表当初から大きな注目を集めた。

2013年9月14日に延期を経て万を持して発売された『MH4』は初週(土曜発売であるため4日間の集計)での販売本数がパッケージ・DLカード・eショップDLを合計して実質197万本に達し、『MHP3rd』を超える初動となった。
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